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( 2013.10.21 )

 …… 使


(上段)崇礼門2階の楼閣の垂木にあるレンゲ柄の丹青がはがれつつある。
(下段の左右)柱と天井の亀裂・剥離現象。崇礼門(スンネムン、南大門)の
丹青がはがれている実態が明らかなり、復元作業全体への批判が激しい。
めちゃくちゃになった丹青と共に、全体の雰囲気もおかしくなったという指摘がある。
 雰囲気が変になった理由は何であれ、丹青がなぜこのような状況になったのか4つの大きな争点に分けて調べてみる。

 「南側の広場から崇礼門、丹青の印象を見よ。 喪家の雰囲気だ。 希望的ではない。 色の選択が間違って発色がしっかりしていない。 丹青の色が落ちてはいけないのは後日の問題で、全体の色感が暗くじめじめしている」。

 崇礼門調査に明智ミョンジ大学チェ・ミョンユン名誉教授( 66 )、伝統彩色専門家のチョ・チュンジャ画家( 56 )とキム・ホソク教授( 56 )の3人が全く同じ評をした。

 朝鮮は性理学( 儒学の一学説 )の国であった。 新しい理念で新しい時代を切り開こうとした朝鮮王朝は、崇礼門に国のきらびやかな光と堂々とした姿を込めようとした。 それで威容のある門楼をたてて華やかに丹青を施した。 朝廷は自信感を表わし、民には希望を呼び起こす場所であった。 華やかな丹青の背景色である青緑色は青くて新鮮な春の光だ。 そのような象徴性を持つ崇礼門が思いもよらず燃えた後、復元されたが、さらに暗くじめじめとした印象になったのだ。

 燃える前の丹青と新しい丹青の発色を比較できる所を探した。 過去の丹青は色あせてもきれいで透明な緑色なのに、新しい丹青はどんよりして薄黒い緑色だ。 伝統彩色家のチョ・チュンジャ画伯は 「色を塗る時は、なだめすかしながら行わなければならない。 近くで詳しく見てみると土台が色を受け取る準備ができていなかったのに何度も上塗りだけをしたのが分かる。 重苦しい。 伝統の天然色彩はきれいで透明で人心を動かす」 と話した。 これに関して、顔料を供給した企業のA社長は 「丹青色がますます暗く汚れてきて子供たちさえ丹青をひどいと感じる実情になった」 と話した。 しかし文化財庁のパク・ワンヒ修理技術課長は 「そういう話は知っている」 として 「軒の部分に集まる湿気を防ぐため椿油を塗ったが、そのために暗くなった。 しかしこれは文献に基づいたもの」 と反論した。

 すると顔料はどのようなものだったのだろうか。 まず、日本製品だという部分で怒りを覚える。 今回の丹青作業には日本産の顔料12種が輸入された。 群青・三青・青緑・濃緑・朱紅・長丹・黄・荷葉・黄土・鉛白・胡粉・墨汁がある。 輸入先は中川社だ。 キム・ホソク教授は 「これらは白い土や貝粉に化学染料を混ぜたもので天産染料ではない」 として 「1900年代の日本人の美感に合うよう明度彩度を調節して開発した60種類の色の一部だが、質が良くなくて退色・変色してくすんでいる」 と批判した。 天然色彩を使わなければいけなかったということだ。

 韓国内で製品調達の筋が切れたとしても実際に韓国内で探せる色がある。 専門家たちは赤色は済州道チェジュドの溶岩である玄武岩から出る赤い玄武岩や、鬱陵島ウルルンド産の赤色が使えるといった。 緑青色は、真ちゅうの器を塩水に漬けておけば出てくるヒ素サビ水で作ったり、植物から抽出できる。 黄色は黄土や花粉、金粉を、黒い色は煤煙で作れば良い。

 A氏は 「文化財庁がにかわを使用できる伝統色彩を使うことに決めて、日本産の水干彩( 白土と胡粉を混ぜて作った顔料 )を輸入するしかなかった」 として 「6ヵ月程度待っていたら、顔料の価格が5倍以上高くなり6億ウォン( 約5500万円 )はかかるが、国産の天然色彩を使うことができただろう」 と話した。 しかし文化財庁のパク・ワンヒ課長は 「石間朱だけは国内で購入し、ほかの顔料は昔も日本や中国から輸入していた。 輸入が避けられない面がある」 と話した。


(上段)胡粉(貝で作った粉)が天井からもれた水にぬれてシミがついた。
(下段)松ヤニが流れ出た柱。
 問題は最大争点である、にかわだ。 にかわは顔料を画面に接着させる重要な補助材料だ。 動物の骨や革を加工して抽出する。 顔料の固有色彩を保護して安定感のある上塗りを可能にする役割をする。 主に水にかわ、卵にかわ、棒にかわに分かれる。 顔料ににかわを混ぜて使う時、下塗り採色時は濃度を弱くして、上塗りする時に強くすれば丹青が軽やかに浮かび上がるはずだ。 お金もあまりかからない。 1億1300万ウォンの顔料予算の中でわずかな一部だ。 質自体も問題に上がってこない。

 問題はにかわを使用できる能力だ。 この部分が複雑だ。

 韓国は60年代までにかわを使っていた。 牛革を加工して作ったが、その後生産されなくなった。 そうするうちに技術が断絶した。 文化財庁もにかわ生産のために研究作業を行ったが失敗した。 使用も難しい。 にかわの主成分はコラーゲンというたんぱく質だが、水分が加わると簡単に腐る。 材料を新鮮な状態で維持しなければならず、必要な時だけ水に溶かなければならない。 そのままにして置いても1、2日間でだめになることもある。 崇礼門級の大きな工事では、こうした精密な作業や細心な保管が容易ではないということだ。 また、にかわを作るには悪臭を甘受しなければならない。 それで住民たちは近隣ににかわ工場が入ることを反対もした。 そうするうちに代案として日本製を輸入したり化学薬品を使ったりする。 主な品目はポリジェルだ。 このような接着剤は浮き上がったり亀裂や剥離が発生しない。 その代わりに10年程度過ぎれば問題が生ずる。

 にかわを作ろうとするなら需要が後押しされなければならないが、韓国の伝統材料市場では経済論理が消えてしまって久しい。

 匿名を希望するにかわ専門家は 「にかわ濃度が、土台で弱く顔料表面で強ければ染料が浮き出る」 と指摘した。 水に溶かして使うにかわは、湿っぽければ増えて乾燥すれば減る。 土台材である木も同じだ。 それでにかわをきちんと処理すれば100年は持つという。 このような原則に反すれば、亀裂・剥離・剥落のような現象が起こる。 特に染料が落ちる剥落現象には、群像剥落と層状剥落がある。 群像剥落は、にかわが弱く顔料がにじみ出る現象だ。 層状剥落は、にかわが表面層に強く色が完全にひっくり返ることだ。 匿名希望のにかわ専門家は、写真の資料を見て層状剥落だと指摘しながら、丹青職人はにかわを扱った経験が少ないか未経験だと見た。 チェ教授は 「職人は自分の技法を簡単に変えることができない。 少なくとも実験室状態での濃度は可能だったが、熟達していないより大きな現場に行けば違うこともある」 と話す。 熟達していなかったとしか考えられず、そうではなければ現段階では落ちてはいけないということだ。 チョ画伯も 「経験のある人が行った出来栄えではない」 と話した。

 他の問題も指摘されている。 コンポ( 軒を支える柱 )と柱の連結点に丹青を上塗りしたところがある。 チェ教授は 「竣工検査前にあらかじめ分かっていて上塗りしたもの」 と話した。 松ヤニが出てきたのは土台処理を間違ったものと指摘される。 また、椿油を使って丹青にシミが付いたことと関連してチェ教授は 「水干彩の特性は油が入れば亀裂が発生するので、あらかじめ実験してみるべきであった」 と指摘した。 結局このすべての批判と疑問を解消するには、文化財庁が作業日誌を公開しなければならない必要があるように思われる。


( 2013.11.07 )

……


崇礼門(スンレムン、南大門)の門楼1階の西側にある木蓮模様の青丹が、
復元5ヵ月で剥がれてしまっている。
 崇礼門( スンレムン、南大門 )復元に使われた丹青の顔料とにかわは特に問題だった。 伝統方式も守られず、値段が安い材料を使ったという指摘が相次いだ。

 先月18日、崇礼門と丹青をともに調査した伝統文化大学のキム・ホソク教授が現場で拾った丹青のかけらを対象に実験をした。 比較対象は丹青と同じ種類の染料を使う水干彩色専門画家のチョ・チュンジャ氏が本人のアトリエから持ってきた水干彩のかけらだった。 2種類ともにかわを染料の接着剤として使うので原理は同じだ。 結果は衝撃的だった。

 お湯を器に移した後、同じ器にそれぞれ別の場所で採取した2種類の水干彩のかけらを入れた。 チョ氏の水干彩のかけらは70度ですぐに染料が溶け出した。 しかし崇礼門の丹青のかけらには何の変化もなかった。 お湯を再び沸かして2度目のテストをした。 崇礼門のかけらは 「特別に」 30分間70度のお湯でふやかした最初の試料を使った。 するとチョ氏のものはすぐに溶け、崇礼門のものはやはり何の変化もなかった。

 こうした結果は丹青の接着に使われた 「にかわ」 が実際には 「にかわではない接着剤」 であることが疑われる。 チョ氏は、 「どんなにかわでも50度で溶け始め、70度なら完全に溶ける。 染料を使えばふやける時間がかかっても50度あればすべて溶ける」 と話した。

 これまでは丹青の亀裂に対し、 「にかわの使い方が悪かった」 という指摘だけ出ていたが、 「本物のにかわ」 を使わなかったとすれば問題の次元は変わる。 顔料を供給したカイルアートのキム・ヒョンスン社長は、 「にかわだけ使ったとすれば当然お湯に溶けなければならない」 と話した。 これを確認するためにホン・チャンウォン丹青長に数回電話したが連絡は取れなかった。

 にかわの価格も問題だ。 購入したにかわの価格は390万ウォン。 キム社長は 「品質が良いにかわがあるが、それより価格が安いにかわで納品するよう指示を受けた」 と話した。

 問題は韓国ではにかわの伝統が1970年代以後途切れているという点だ。 キム代表は、 「天然のにかわは臭いが激しく、すぐに固まり常に湯煎していなければならないなど扱うのが非常に難しい。 韓国の丹青専門家の中でもこれをうまく扱える人はほとんどいない」 と話した。 納品業者である日本のナカガワ胡粉も丹青問題が起きた後に韓国の関係者に送った手紙で 「にかわの使用には専門家の老練なテクニックと判断力が必要だ。 にかわと染料使用を適切にできなかったのが原因のようだ」 という意見を明らかにした。

 これまで伝統を生かそうとする努力はあったのかという反論もあるだろう。 チョ氏は 「私もいつもにかわを使い、多くの伝統画家がにかわを使う。 こうした点を考慮したとすれば伝統にかわをあきらめられなかっただろう」 とした。 キム教授も 「崇礼門火災後に伝統顔料とにかわの研究をすぐに始めていれば日本から輸入しなくても良かった。 十分な時間を置いて検討しないのが問題」 と指摘した。


( 2013.11.07 )
使
 ……



崇礼門2階門楼の東側の柱が上下に1メートル以上割れている。他の柱の
亀裂部が内側まで丹青顔料で彩色されたのと違い木の中が白く露わになって
いる。専門家らは「乾燥過程でではなく丹青の彩色が終わった後に割れ始めた
という証拠だ。表面は乾いているが内側には依然として水分が多く残っており
その違いによって変形が起きたもの」と話した。
 崇礼門2階門楼の東側の柱が上下に1メートル以上割れている。 他の柱の亀裂部が内側まで丹青顔料で彩色されたのと違い木の中が白く露わになっている。 専門家らは 「乾燥過程でではなく丹青の彩色が終わった後に割れ始めたという証拠だ。 表面は乾いているが内側には依然として水分が多く残っておりその違いによって変形が起きたもの」 と話した。

 国宝1号の崇礼門( スンレムン、南大門 )は韓国の顔だ。 崇礼門火災で国民の喪失感は大きかった。 崇礼門の伝統方式による復元は単純な文化財復元の次元を超え国民の剥奪感を補償する象徴的意味まであった。 ところが拙速・ずさん工事で再び失望を与えている。

 丹青の亀裂・剥落現象でふくらんだ崇礼門のずさん工事疑惑が全方向に広がっている。 ずさんだったり値段が安い一部資材を購入し、政府労賃単価より低い賃金で工事したことが明らかになった。 原則のない伝統工法を用い、木材のひび割れが深刻という点も確認された。

 入手した 「崇礼門工事決算内訳資料」 のうち、 「主要材料購入費」 によると、丹青の顔料購入費1億800万ウォンは全復旧予算242億ウォンの0.4%にすぎなかった。 丹青問題の核心に挙げられるにかわの購入費は390万ウォンで0.01%にすぎなかった。 また、丹青の顔料は白い貝の粉を化学染料で染めた水干粉彩10種類を使った。 天然顔料で復元するという文化財庁の発表と違いがあった。 顔料を納品したカイルアートのキム・ヒョンスン社長は、 「文化財庁と協議した当初は顔料購入費が5億~6億ウォンで策定される予定だった。 ところがある日ホン・チャンウォン丹青匠を通じ水干粉彩を納品するよう連絡がきた」 と話した。

 伝統顔料業者の九霞山房クハサンバンのホン・スヒ代表は、 「水干粉彩の価格は最高級天然石彩の10%水準だ。 国宝第1号の補修になぜ最も良い顔料を使わなかったかわからない」 と指摘した。 これに対し文化財庁は、 「原材料は公共標準単価を基準として購入したもの」 と釈明した。

 これに対し広報的な事業には多くの資金が投じられた。 2009~2012年の記念行事、関連動画制作、管理運営費・コンサルティング費、崇礼門展示館補助金のような項目には資材費の2倍近い24億ウォンが支出された。 崇礼門周辺整備にも38億ウォンが使われた。

 木材は丹青に続くもうひとつの問題として浮上した。 乾ききっていない木材が供給されたという指摘が出ている。 最も重要な部材の木材には全予算の0.9%である2億3400万ウォンが必要とされた。

 崇礼門の木材を調査した。 火災が集中し新しい木材を多く使った2階楼閣の4本の柱のうち1本はすでに垂直に深く広く割れ中が見えていた。 朝鮮時代の主要工事に木材を供給した三陟サムチョク濬慶墓チュンギョンミョから供給された金剛松だ。 南東側の軒と垂木も割れて中が見えた。 門楼入口の上側の軒先に横に渡された角材と屋根板の間も開いている。

 木造専門家のC氏は、 「よく乾かしていない木材を使って起きたものだ。 今後さらにひびが拡大し見た目が悪くなるだろう」 と指摘した。 木材工事の責任を負ったシン・ウンス大木匠は 「都辺首( 現場木工責任者 )を早期に任命できず、まともな木材の供給を得られなかった。 私が木の水分を検査することもできず、たとえ乾いていなかったとしてもどうして乾くのを待つことができるだろうか」 と話した。

 これに対し文化財庁は、 「政府標準仕様書に出てきた24%の含水率を基準に工事したもの」 と説明した。 木材専門家のチェ・ウォンチョル氏は、 「通常の木造住宅でも含水率を19%としてゆがみやひびを防ぐのに、基準を5%も上回る木を使うことができるようにしたことは問題」 と話した。

 シン大木匠はまた、 「施工者であるミョンホン建設を通じ木材工事を13億2300万ウォンで請け負ったが、そこから木材価格を抜かなければならず、策定された木工労賃10万ウォンは平均日当15万ウォン( 2012年政府基準単価は14万1000ウォン )より低い上に、それすら適時に受け取ることができなかった。 そこで2011年秋に1ヵ月半ほど工事を拒否し、いまだに代金は全額支払われていない」 と打ち明けた。 今後木材部門で問題が続出する可能性も予告されている。 丹青工事も政府労賃単価は2012年基準14万ウォンだが請け負い段階を経てはるかに低くなり5万ウォンの低賃金になったという話まで出ている。 こうした問題に対し施工者であるミョンホン建設に問い合わせを続けたが回答は得られなかった。


( 2013.11.15 )

 



修復工事での「手抜き」が発覚した韓国の
「南大門」(崇礼門)
 韓国の国宝第1号であるソウルの 「南大門」 ( 正式名・崇礼門 )の修復作業で、安い資材を使うなどの 「手抜き」 疑惑が浮上した問題で、朴槿恵パククネ大統領は15日、辺英燮ビョンヨンソプ・文化財庁長官を更迭した。
 南大門は2008年2月の放火で楼閣がほぼ焼け落ち、5年がかりの修復作業を経て、今年5月、朴大統領も参加して完工式が開かれた。 その後、彩色がはがれ落ちたり、材木や瓦に亀裂が入ったりしていることが発覚。 韓国紙が今月、 「顔料や木材などの資材に安物を使っていた」 といった疑惑を報じ、朴大統領が徹底的に調査し、関係者の責任を厳重に問うよう指示していた。

 辺長官は高麗大教授で、朝鮮時代の絵画史が専門。朴大統領が抜擢したが、就任から8ヵ月で解任された。 聯合ニュースは 「疑惑の浮上にも、積極的に対処する姿勢が見えなかった」 と指摘している。


( 2013.12.02 )

 


崇礼門(スンレムン、南大門)の門楼の特別観覧がある日曜日だった今月
1日、門楼に続く門が閉まったままになっている。崇礼門開放後に毎週
土日に1日1回行われていた特別観覧が11月から中止された。崇礼門の
入り口には、9月まではなかった特別観覧の運営期間が3月-10月であると
書かれている。
 文化財庁が崇礼門( スンレムン、南大門 )を復元する中、木材・瓦など主要資材費さえも把握していなかったことが分かった。 崇礼門復元工事の予算執行内訳、諮問団会議録などの資料を入手し、確認した結果だ。

 文化財庁が最近公開した 「崇礼門復旧工事使用主要資材内訳」 には、木材の場合、2億3400万ウォン( 約2300万円 )の費用がかかっている。 しかし、施工会社ミョンホン建設の資材使用内訳によると、実際に支出された木材価格は7億5700万ウォンだった。

 ミョンホン建設は木材購入費をはじめ、賃金( 3億6600万ウォン )、その他の経費( 3500万ウォン )、保険料( 350万ウォン )などとして計11億6150万ウォンを支出したと明らかにした。

 瓦の場合、文化財庁の資料では計2万750枚を1枚あたり2074ウォンで購入( 総4300万ウォン )したとなっている。 一方、ミョンホン建設では瓦1枚の価格は1万1000ウォンだった。 文化財庁が最終内訳と明らかにした金額と比べ、木材の費用で約5億2300万ウォン、瓦の費用で約1億8500万ウォン相当の差額が発生している。

 ミョンホン建設の関係者は 「文化財庁に実際の使用内訳を報告せず、報告する義務もない」 とし 「文化財庁は資材費の細部内訳は確認せず、工事総額だけを確認した」 と伝えた。 また 「文化財庁が資材内訳と明らかにした金額は、我々が2009年12月に入札する当時に提出した」 とし 「工事を進める過程で木材相場が変わり、瓦の場合、伝統方式で製作する方針が決まったため、多くの費用がかかった」 と説明した。 これに対し文化財庁の関係者は 「材料費が正確にいくらかかったかは正直分からない」 と述べた。

 文化財庁が把握している資材費の内訳とミョンホン建設の材料費の間で差が発生するのは 「内訳入札」 制度のためだ。 一般官給工事を行う際、入札に参加する会社は工事に使用する資材費の内訳を提出することになっている。 この場合、工事を発注する政府機関は工事にかかった費用総額だけを確認するだけで、使用内訳の細部には関与しない。

 崇礼門復元工事は一般官給工事のように公開入札による下請け方式で行われた。 このため文化財庁はミョンホン建設が工事総額( 167億ウォン )に合わせて予算を執行したかどうかという点だけを確認し、具体的な使用内訳は把握していなかった。 「国宝1号」 復元工事を一般官給工事のように進行したことで、国家的事業を監督すべき文化財庁は資材が正確に使用されたかどうかも点検しなかったということだ。

 慶煕大建築学科のキム・インハン教授は 「文化財の復元は一般建築工事とは違い、特殊性を考慮するべきだが、文化財庁がどんな材料をいくらで購入したかも把握していないというのは職務放棄」 とし 「予算執行内訳さえ不明な状況なら、適材適所に予算が配分されず、手抜き工事につながった可能性も排除できない」 と述べた。


( 2014.01.20 )

 


 国宝1号・崇礼門( スンレムン、南大門 )の復元工事問題を調査してきた大学教授が自殺した。
 18日午後3時15分ごろ、忠清北道清州市開新洞の忠北大学木材標本室で、パク教授( 56 )が棚に首をつって死亡しているのを夫人( 54 )と学生が見つけた。 現場には 「あまりにも苦しい。 先に行って申し訳ない」 と書かれた手帳があった。 警察は特別な外傷がない点などからみて自殺という結論を出した。
 パク教授は木材の専門家。 崇礼門復元に価格が安いロシア産の松が使われたという疑惑と関連し、文化財庁と警察の依頼を受けて調査する “点検団” として活動した。 最近、文化財庁などに結果を通知したという。 17日にはJTBC 「ニュース9」 に出演し、 「崇礼門の復元に使われた木材の標本19件を調べた結果、疑わしい部分が見つかった」 という趣旨の話をした。 「2件は金剛松でないことが有力視され、5件は判断不可」 と述べた。
 また、パク教授は復元工事の点検に関し、警察の調査を受けたことが確認された。 復元参加会社が 「検証過程に問題がある」 として点検団を告訴したからだ。 13日に警察庁知能犯罪捜査隊に参考人の資格で出頭し、今後も2、3回さらに調査を受ける予定だった。
 警察はパク教授がずさん復元工事点検団として活動しながら、外部の圧力を受けたかどうか捜査している。
 「点検団活動のために深刻なストレスを受け、神経安定剤を服用した」 という遺族の供述を確保したからだ。
 警察はパク教授がJTBCの報道後に携帯で電話を受けたことを明らかにした。 しかし発信者が誰かについては公開していない。 文字メッセージも数件あったが、すべて事件とは関係がないことが確認された。


( 2014.01.21 )

 


 修復直後に亀裂が見つかり、 「日本産のにかわのせいだ」 と散々やりだまにあげられた。 まったくのお門違いだが、それに対する反省も詫びもない。

 結局にかわの扱いに慣れていなかった → 木材の乾燥が不十分だった → 金剛松以外の安い材料が使われたなどと あきれるばかりの調査結果が次々と出てきている

 これが国宝第一号として国家の威信をかけた専門集団による修復プロジェクトだったのかと愕然とする

 そして朴嬢が激怒して調査を厳命したというが、その結果調査した教授が自殺に追い込まれるなどというのは大統領も国家機関もコケにした悪党が動いているということだろう。

 調査をしたら、逆にその調査が槍玉にあげられる。 そしてその教授が警察に 「出頭」 し、参考人といいながら取調べを受けるということだ。

 国から調査を依頼されながら、それを行ったら警察に取り調べられる などというのはあまりにも失礼な話である。 依頼した国側にだって専門家はいるのだろうから、その調査が適性なのかは国が理解しながら教授に依頼して進めるべきものであって、それが取調べを受けるということは教授に不透明な丸投げをした国にしてもはや腐っているとしか思えない。

 そして国の威信をかけて選ばれて調査した教授が脅迫をうけた時点で警察が動くべきであって、そのように調査結果により都合の悪い悪党から守るという姿勢もない国も警察もどうしようもないのである。

 これが大統領自ら指示をして悪人に責任を取らせろというアクションであったにも関わらず、電話の主も公表しないし、これでは修復プロジェクトを進めた国自体が黒であり、それが圧力をかけた可能性も高い。

 南大門に関わらず、原発部品不正事件や海外での大規模建築物崩落 であるとか、そういったもので問題が頻発するのは、重要なところに問題が起こるような汚職( 単に金をもらっただけでなく、まがい物の素材や部品をつかってしまうなうな )がはびこっていることを示している。

 そしてそれを暴こうとすれば、それらが国家権力よりも力を持ちその力を行使し、正義がそれを防げないという社会 であるからだ。

 そのような国に日本はお人よしに金はくれてやる、技術はくれてやるでやってきて、それでいて公然と 「日本は悪だ」 「日本は許さない」 と文頭につけねばなにも発言できない国民であり、借りた金も帰さず海外に金をばらまき 「奇跡の成長だ」 などと自慢している国家にこれ以上付き合ってはいけないのだ。

 つきあうとすれば 「借金かえせ」 「仏像かえせ」 「竹島かえせ」 くらいだろう。