韓国美人の大嘘


( 2013.10.22 )

  


 「 芸能界で成功したいなら、整形したほうがいい 」。 そんなことを言われて気分が良くなる人などいないだろう。 10代の少女なら心に傷を負ってもおかしくない。 そうした “事件” が起きた。 起こしたのは、韓国のポピュラー音楽 「 K-POP 」 の関係者。 韓国のケーブルチャンネルが主催するコンテストで、香港在住の14歳の少女が整形外科に連れて行かれ、そう伝えられたという。 自らの姿形を変え、芸能界に入っていったい何が得られるのか。 K-POPをめぐる整形騒動は、韓国社会の欺瞞ぎまんも暴く。




 10月7日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト( 電子版 )によると、被害にあったのは、オーストラリア生まれで、スリランカ系のシマリ・デシルバさん。 動画投稿サイト 「 You Tube 」 などでも歌う様子を公開していたシマリさんは昨年、K-POPのタレント養成大会に出場した。 当時はまだ14歳だった。

 香港の地区予選で優勝し、昨年11月、ソウルで別の地区から勝ち残った15人とともに次のコンテストに挑もうとしていた。 リハーサルに臨んでいたシマリさんは、関係者に整形外科に連れて行かれ、驚くような “宣告” を受けた。

 「 ( 肌の色が )暗すぎるし、鼻も治したほうがいい 」

 そして、目や鼻、乳房のカタログを見せられた。 外科医は、大人びた風貌のシマリさんに対し 「 君は14歳だけど、30歳にみえる 」 とまで言い、シマリさんの顔写真を指しながら、やや曲がった額、鼻とあごの比率などを指摘してこう続けた。

 「 この業界で成功したいなら容姿はとても重要だ。 人々はあなたの容姿について話題にするから 」

 ショックを受けたシマリさんは病院のトイレに駆け込んで泣いた。 同行していた母親は同紙に対し 「 悲しみにうちひしがれ、無力感に陥った。 心が壊れた。 成功の条件として整形することには反対した 」。 結局、シマリさんたちはソウルを離れた。




 「 非難するつもりはない。 彼ら( 韓国人 )はもっと肌の色が明るい人が美しいと思っているというだけだから 」

 整形を勧めた韓国人関係者について、シマリさんはこう気丈に語っているが、その心情は察するには余りある。 歌手を夢見る少女が、夢実現の交換条件に整形を挙げられたのだから。

 これに関連し、韓国の音楽専門チャンネルの報道担当者は同紙に対し、 「 いかなる整形を、K-POPのスター獲得の中で求めたことはない 」 などとしているが、韓国は 「 整形大国 」 とされ、芸能人たちの間でも美容整形は当たり前のように行われている。 それに伴うトラブルも相次いで発覚している。

 例えば、2007年にはアイドルグループの元メンバーの女性があごの矯正手術中に過度の出血で一時重体になった。 また、女性ダンスグループのメンバーが、手術による副作用で肉体・精神的な被害に遭ったとして整形外科医を相手取って訴訟を起こしている。 こうした事例は少なくないとされる。

 韓国での整形によるトラブルは芸能人にとどまらない。 韓国メディアによると、整形手術の失敗による死者は増えているといい、韓国医療紛争仲裁院が昨年受理した整形医療手術による事故は440件に上る。

 顔かたちを変え、表面的な美しさを競おうとする欺瞞がそこにはないか。 容姿を変えても、本当の自分自身を変えることはできない。 整形をめぐる事象は、韓国社会の “闇” を浮き彫りにさせているのだ。

 こうした異様さに外国人たちも気づいている。 今年3月の朝鮮日報の記事によると、旅行代理店が実施した外国人観光客に対するアンケートで、5割近い人が 「 理解できない韓国文化 」 に整形手術を挙げたという。




 整形大国とされる韓国だが、実は、国際美容整形外科学会によると、2011年、世界で美容整形を受けた人が最も多かったのは米国で約310万人。 2位はブラジル、3位は中国だった。 韓国は7位で約65万人。 日本は韓国を上回る4位で95万人にも及んでいる。

 日本でも、美しくなりたいという女性の思いを悪用した犯罪は少なくない。

 今年5月、金沢東署は東京ガールズコレクション( TGC )のモデルになるために整形手術が必要と持ち掛けて、手術代名目で現金約20万円を詐取したなどとして、詐欺と児童福祉法違反の疑いで自称ビューティーアドバイザーの男を逮捕した。 男は現金を詐取したうえに、数回にわたりホテルで少女にわいせつな行為をしたとみられている。

 韓国で起きていることが大阪をはじめ日本で起きないとはかぎらない。