韓国美人の大嘘


( 2012.10.04 )

 


 整形手術番組 「 Let美人 」 を通じて人生のターニングポイントを迎えたというハ・ジヨンさん( 左 )とソン・ヘヨンさん。 整形に対する批判的な視線にもかかわらず、 「 これ以上コンプレックスに苦しんで暮らしたくはなかった 」 と語った。

 整形手術で外貌を変える番組 「 メイクオーバーショー 」 は非難を受けやすい。 整形手術を受ける人が増え、外貌至上主義をさらに強めるという理由からだ。

 にもかかわらず 「 Let美人 」 ( ケーブルストーリーオン )は先月13日、シーズン2をスタートした。 シーズン1で300人だった志願者は4500人に増えた。 「 一度だけでも人間らしく生きてみたかった 」 という第1回の出演者の事情と変身の成功は、番組に対する好感度を高めた。

 自分のすべての恥部はもちろん、家族や友人の姿まで露出しながらも決心した彼女たち。 彼女たちはなぜここに来なければならなかったのか。 ソン・ヘヨンさん( 28 )、ハ・ジヨンさん( 23 )に先月27日、京畿道一山合宿所で会った。 2人はそれぞれ8月初め、6月末に手術を受け、現在は回復期にある。 外貌で人を見る韓国社会の影が見える。




 ヘヨンさんが外貌の問題でうつ病になり始めたのは、08年に第1子を出産した後だった。

 「 出産後に脇にこぶのような副乳ができた。 だんだん胸と顔が60歳代の女性のように垂れてきた。 子育てのため手術を受けることは考えられず、うつ病が深刻になっていった 」。

 夫の前で着替えられないほど自信を失い、怒りっぽくなり、子どもが少しでも気に入らないことをすると耐えられなくなった。 プールやサウナに行くことなどはとんでもない。

 「 対人恐怖症になり、子どもが小児科に行く場合を除いて外出しなくなった。 どれほど体調が悪くても、服を脱ぐのが怖くて韓医院にも行けなかった。 うつ病がますます激しくなり、ある日、本当に死にたいと思った。 ある日、マンション15階の家の窓から、知らないうちに体の半分を出していた。 子どもの泣き声で我に返った。 このままではだめだと … 」。

 最もおしゃれに興味を持つ年頃のジヨンさんも同じだ。

 「 115キロまで増えた。 昨年、運動で50キロ近く減量したが、突然のダイエットで全身が骨から分離したようにたるみができた。 子どもにじろじろと見られ、近所の人たちが 『 あの子はやせてもおかしい 』 とこそこそ話すのを見ると、本当につらかった。 アルバイトをしようという意欲もなくなった。 やはり外貌を一番よく見るというのは事実だから 」。




 「 Let美人 」 に申し込んだが、怖かった。 自分はもちろん、家族の姿まで放送されるのが負担だった。

 「 あきらめようと思ったが、夫が勇気を与えてくれた。 また明るく暮らせるならよいことだと。 手術費用の負担がないのもよかった。 主婦が数百万ウォンを自分の体にかけるのは簡単なことではない 」 ( ヘヨンさん )

 「 自分のすべてが暴かれるというのが嫌で、何度も悩んだ。 でも数千万ウォンの手術費用が負担になった。 また、放送はすべてのことを見せるだけに、安全なところで手術を受けられると思った 」 ( ジヨンさん )

 こうして2人は放送局の門をたたいた。 ヘヨンさんは副乳の手術と胸を上げる手術、ジヨンさんは全身のたるみをなくす手術を受けた。 心の余裕を取り戻し始めている2人に、放送後の反応が心配にならないかと尋ねた。 ( 2人は11月に放送に出演する予定 )

 「 シーズン1を見たが、出演者に対して良くないコメントが非常に多かった。 しかし( 批判する )人たちは私の人生を経験したことがない。 どれほどのコンプレックスの中で生きてきたことか …。 私は美しくなるよりも、ただ平凡に暮らしてみたかった。 だから悪口は言わないでほしい 」 ( ジヨンさん )

 「 この社会で取り残されたように生きていく気持ちを誰が分かるだろうか。 世間の視線が変わらなければならないが、一朝一夕にして変化するものでもない。 まずは自分が幸せにならなければいけない 」 ( ヘヨンさん )

 回復すればジヨンさんは同じ年ごろの女性のようにワンピースも着て、男性とも交際してみたいと語った。

 ヘヨンさんは子どもにしてあげられなかったことを思う存分したいという。 「 私は季節に関係なく子どもたちとウォーターパークに行きたい。 夏は衣装だんすに袖なしの服をたくさん掛けて。 何よりも明るい自分の性格を取り戻したい 」 ( 笑 )