韓国美人の大嘘



  


 韓国女性の間で、美容整形が一般的なのは周知のとおりである。
 春休みなどの長期休み明けの大学のキャンパスは、出来立てホヤホヤの整形美女たちで溢れかえる。 ここぞとばかりに美容整形を施してきた女子大生たちだ。
「 あの子、整形したケェーッ! 」 と冷たい眼で見る学生はいない。 休み明けに美女となってキャンパスに戻って来た友人を、学生たちは実に快く迎える。 「 きれいになったね 」 と声をかけて。

 93年に 「 明朗18歳 」 が大ヒットした歌手ハン・ソギョン。 彼女は、デビュー当時ブスだっだが、歌がヒットの兆しを見せるないなやパッチリ二重の美人に変身し、アイドルの仲間入りをした。 その変わり様は別人である。 ちなみに同じ歌のレコードでも、整形前のジャケットのものは安売り店で1000ウォン、整形後のものはレコード店で5000ウォンで売られている。

 韓国では、女は美人であるほど良い。 美人になる美容整形に何のひっかかりもないのだ。 が、しかし。 美容整形をしたからと言って全員が全員、美女になるとは限らないんだな。 妙にクッキリした二重や、高すぎる鼻、顔のわりには小さいおちょぼ口…。 美人女優やミス・コリアの眼や鼻や口をイメージして整形してはみたものの、本来の自分の顔のパーツとマッチしなかった人たちや理想の形にならなかった不幸な人たち。
 たいていこれらの出来損ない美女は手術費用の不足、または、医師の技術不足( つまり安い医者 ) から生じる。 金があるのだったら全部手術しているか、もっと上手な医者にかかっているはずだからだ。 つまり、美しく変身することは金持ちであることのステータスでもあるのだ。

 さて、失敗美女に対して友人たちは、なんと言うのか。 「 ケンチャンケンネ( まあ、いいんじゃない ) 」 である。 まるで、パーマに失敗したぐらいのノリ。 韓国における美容整形は、日本のヘアチェンジほどのカルイものでしかないのだ。

 日本で言うところのJJやCanCanにあたるヤング女性誌での美容整形の扱いも、まさしくヘアスタイル並である。
  「 新学期だ( 顔を変えて )イメチェンしよう 」 的なタイトルのもと、各部分の手術の値段、自分の注文をうまく医師に伝える方法、新しい手術テクの紹介などが、豊富な写真とともに載っているのである。
 最近人気の美容整形手術は、脂肪吸引。 顔は完璧にしたけど、まだスタイルに難がある美容整形リピーターが殺到しているらしい。 美容整形を始めてする人の年齢が大学生を中心としているのに比べ、脂肪吸引は、20代以上とちょっと高めなんだそう。
 ちなみに気になるお値段のほうは、顔と顎がそれぞれ110万ウォン~150万ウォン、腕150万ウォン~220万ウォン、胴まわり前250万ウォン~330万ウォン、おしり230万ウォン~280万ウォン( 1万ウォン=1170円 )。 手術は、高価な機械を使用のものほど高くなるとのことだ。
   おもしろいのは、日本で人気の豊胸手術にまったく人気のないこと。 胸や腰がプックリしたグラマー美女は、韓国では人気がない。 人気女優もアイドルもミス・コリアも皆なぺったんこなのである。 はじらいと知性を重んじる儒教のお国柄、美人はいいけど、乳がデカイ=バカっぽいからダメといった図式があるのかも知れない。