( 2015.10.22 )

 
  


 22日、韓国高裁が女子中学生を妊娠させた40代の男性に無罪判決を下したことについて、ニューヨークの在米韓国人らが異例の非難声明を発表した。

 ニューヨーク韓人父母協会は21日、声明書面を通じ、 「10月16日、ソウル高裁が強姦などの容疑で起訴された芸能事務所代表に対し無罪を宣告したことは、あまりに嘆かわしい」 とし、 「この判決が、世界10位の経済大国であり若者の文化をリードすべき韓国で出されたとは信じ難く、未成年者と女性の人権を無残に踏みにじるものだ」 と厳しく非難した。

 また、今回の事件は 「未成年者誘拐・拉致であり、米国の場合、被害者の年齢などを考慮すると最高85年の刑」 に当たるという。 在米の韓国人団体が母国の事件についてこうした立場表明を行うのは極めて異例だ。

 この事件は、男性が女子中学生Aさんに 「芸能人にしてあげる」 と近づき、繰り返し性的暴行を加え妊娠させた疑いで起訴されたもの。 1審・2審は容疑を認めそれぞれ懲役12年と懲役9年を宣告したが、男性はAさんと恋愛関係にあったとして上告、最高裁は男性の主張を受け入れ、高裁に審理を差し戻していた。

 これについて、韓国のネットユーザーからは、 「法が駄目だからだ」 「韓国が法治国家だと思ったことは一度もない」 「韓国で政府と国会の次に後進的なのは司法機関」 「他のことはともかく、これは米国の法が正しい」 など、自国の司法を批判する声が数多く寄せられた。

 また他には、 「本当に恥ずかしい」 「同意があったとしても、相手が中学生という時点で駄目だ」 「この事件の裁判官を処罰する署名運動をしよう」 「映画みたいに、権力に関係なく犯罪者を一掃してくれる警察がいればいいのに」 などの声もあった。