( 2014.10.28 )



 韓国南西部の珍島沖で起きた客船 「セウォル号」 沈没事故で、乗客らへの救助措置を怠ったとして、殺人罪などに問われた船長イ・ジュンソク被告( 68 )ら運航担当乗組員15人に対する論告求刑公判が27日、光州地裁で開かれた。

 検察はイ被告に死刑を、1等航海士ら3人に無期懲役を求刑した。 また、残りの11人に対しては、懲役15~30年を求刑した。 判決は11月11日。

 検察はイ被告について、多数の死者が出た事故に直接的な責任があり、反省の様子もないな どと指摘した。 イ被告は最終陳述で 「当時は気が動転して正しい措置を取れず、多くの貴重な命を犠牲にしてしまった。 愛する子供を失った父母や、私の無能で 罪に問われた船員に本当に申し訳ない」 と謝罪した。

 事故で高校2年の息子を亡くしたオ・ホンジンさん( 52 )は公判後、 「被告たちは自分が助かることばか り考えている。( 死刑求刑が船長だけだったことは )極めて軽い求刑だ」 と憤った。 起訴状によると、イ被告と1等航海士らは、事故直後に乗客らの救助を主導 する義務があったのに、必要な措置を取らなかった。 「乗客らを放置すれば死ぬかも しれない」 と認識しながら、自分たちが先に脱出し、乗客らを死亡させたとされる。 イ被告は殺意はなかったと主張し、殺人罪については否認している。