大日本史番外編 「朝鮮の巻」
朝鮮民主主義人民共和国( 北朝鮮 )という表現


 なぜ 「朝鮮民主主義人民共和国( 北朝鮮 )」 という表現をするのか
「朝鮮病と韓国病」 重村智計 1997年 光文社

 なぜ日本の新聞は韓国のことは 「大韓民国」 と書かないのに、北朝鮮については、「朝鮮民主主義人民共和国( 北朝鮮 )」 と言う表現を使うのか、という質問をよくうける。

 これに対して次のように答えるようにしている 「韓国では、新聞をテレビも韓国という表現を使っている。 しかし、北朝鮮では北朝鮮という表現を使っていない。 しかし朝鮮総連はこうした表現で定着させるために、『権利のための闘争』 を行った」

 じつは、日本のマスコミには1972年の札幌オリンピックまでは 「北朝鮮」 とか 「北鮮」 という表現がよく見られた。これに対し北朝鮮を支持する在日朝鮮人の団体として1955年に発足した朝鮮総連( 在日朝鮮人総連合会 )は、「北朝鮮というのは一地方の名称であって、国家を意味しない」 と、マスコミ各社に抗議した。朝鮮総連は、北朝鮮が使っているように 「共和国」 という表現にするように求めた。 しかしこれではどこの 「共和国」 か分からない。
 そこで、新聞各社の幹部と朝鮮総連が交渉した結果、「朝鮮民主主義人民共和国( 北朝鮮 )」 と一回表記すれば、あとは 「北朝鮮」 と使ってもいいということになった。 北朝鮮側としては、それだけのために 「権利のための闘争」 をしたのである。 ところが、これが日本の読者にはいたって評判が悪い。 欧米の新聞は、「朝鮮民主主義人民共和国( 北朝鮮 )」 とは表現せず、単に 「North Korea」 と書くだけである。
 。( 恥! )