( 2014.10.05 )



 9月19日に開幕した仁川アジア大会がこの日、閉幕した。 今大会は、開幕前から運営や施設の準備不足が指摘されていたが、開幕してからも競技内外でさまざまな問題が起きた。 仁川アジア大会のスキャンダル、あなたはいくつ知っているだろうか。

記者から不満
 記者会見場に十分な数の椅子が用意されていなかったり、無線LAN( Wi-Fi )のパスワードが公開されなかったりするなど、運営のずさんさに記から不満の声があがった。
試合会場で停電
 20日、バドミントン女子の試合中に会場が大規模停電。 停電はおよそ5分間続いた。
国旗を間違える
 20日、重量挙げ女子48キロ級の表彰式で、運営側がインドネシア国旗を間違えて用意してしまい、急きょインドネシアの選手が持っていた国旗を借りて表彰式を続けるという事態となった。
聖火が消える
 20日午後11時40分ごろ、メインスタジアムの聖火が突然消え、10分ほど後に再び点灯した。 大会組織委員会によると、聖火がともされているトーチ内部のセンサーの誤作動が原因だという。
バドミントンの空調問題
 男子団体準々決勝の日韓戦、第1試合のシングルスで、日本の田児賢一が第1ゲームを奪うと、無風だった会場に空調が入り、韓国選手が第2、第3ゲームを連取し逆転勝ちした。 空調については中国やほかの国の選手からも、 「韓国に有利なようにコントロールしているのでは」 との指摘が出た。 大会組織委員会は 「節電のために空調のスイッチのオンオフを繰り返していた」 と説明した。
弁当からサルモネラ菌
 21日、組織委員会は、選手に支給された弁当の一部からサルモネラ菌が検出されたため、弁当をすべて廃棄処分したと明らかにした。
ボランティアスタッフの待遇
 韓国メディアは、大会のボランティアスタッフに期限切れの弁当が提供されたと伝えた。 大会組織委員会は 「品質には問題ない。 供給業者が製造日を間違えて記した」 と説明。 また、外国チームの通訳を担当していたボランティアスタッフの多くが、待遇への不満を理由に途中で放棄した。
選手用の車両手配の不備
 選手や関係者向けの車両手配の不備も指摘された。 シャトルバスに乗るのに3時間も待たされた選手がいたほか、観客の人ごみに交じってバスを待たされた選手もいた。 こうした状況は、一度や二度ではないという。
音楽で妨害?
 馬術競技で、韓国が音楽で他国選手を妨害したのではとの指摘が出た。 ある中国人審判は、 「日本人選手に対して音楽での妨害がよく行われている。 馬は周りの環境に敏感。 音は馬の演技に影響を及ぼす」 と指摘。 また、中国チームの関係者からは、韓国選手に有利な採点がなされているとの指摘も出た。
スタッフの賭博
 ビーチバレー会場でボランティアスタッフがカード賭博を、カバディ会場では運営スタッフが賭場を開いていたことが判明。 大会組織委員会は当該スタッフを解雇したことを発表し謝罪した。
チケットを持っていたのに…
 大会を取材していた中国人記者は、大会組織委員会から購入したチケットで会場に入ったが、しばらくして係員に追い出されたという。 同記者は 「理由は私のチケットの有効性が確認できていないということだったようだ。 だが、彼らは大声で怒鳴るばかりで、合理的な理由を説明しなかった。 私はこれまでに国際大会を何度も取材してきたが、これが最悪の体験だ」 と語ったという。
選手村の食事に不満の声
 今大会では提供された食事に肉が少なかったことで、選手から不満の声があがった。 ある選手は 「毎日キムチで、舌がおかしくなりそう」 と語り、また別の選手は 「種類は多いように見えるけど、半分は漬け物だよ。 肉なんてほとんど見当たらない」 と漏らした。
見たい人はいるのに…
 今大会では、野球やバレーボールなど人気競技でもスタンドに空席が目立った。 会場に足を運びたいファンはたくさんいたが、スタンドを満席にしようと仁川政府が事前に企業などにチケットを買うように要請したことで、本当に見たい人にチケットが渡らなかった。 韓国のファンからは 「なぜ人気スポーツのチケットを興味のない人に無理やり買わせたのか」 と疑問の声が上がったという。
小さすぎるベッド
 選手や各国のメディアに提供されたベッドは、統一規格で長さ190センチメートル、幅130センチメートル。 大柄な記者やバスケットボールやバレーボールの選手たちからは不満が噴出。 「手足を伸ばせば壁に当たり、寝返りを打てば床に落ちる」 と訴えた選手もいた。 中国バスケットボール選手は寝袋で寝ていたという。
選手が行方不明に
 地元警察は29日、パレスチナの重量挙げの選手が行方不明になったことを明かした。 同選手は、ほかの選手やチームスタッフら13人とともに帰国するため仁川国際空港を訪れていたが、空港で姿を消し、連絡も取れなくなった。 また、ネパールの3選手も同様に空港で行方がわからなくなった。 警察は、不法滞在が目的だとみており、違法ブローカーの存在も指摘した。
奇妙な卓球台
 29日に行われた卓球女子団体の準決勝の日本対シンガポール戦の初戦、日本の福原愛の前に、斜めに傾き、ネットの高さも均一ではない 「史上最も奇妙な」 卓球台が登場。 福原とシンガポールの選手はジャージを着て、スタッフが台を調整するのを待たなければならなかった。
ボクシングの疑惑の判定
 9月30日に行われた女子ライト級準決勝で、インドのデビは韓国のパク・ジンアと対戦。 デビがやや優勢のようにも見えたが、判定は0-3でパク・ジンアの勝利。インドチームは猛抗議したが、結果は覆らなかった。 1日の表彰式でデビは銅メダルをパク・ジンアの首にかけ、 「この銅メダルはあなたと韓国のもの」 と話したという。 このほか、男子ではモンゴル選手、中国選手も韓国選手を相手に疑惑の判定を下されている。

 このほかにも、報じられていないさまざまな出来事があっただろう。 韓国は18年に平昌五輪を開催する。 仁川アジア大会のトラブルを教訓に、ぜひ素晴らしい五輪を開催してほしいと願わずにはいられない …… が、無理だろぉ~な!

( 2014.10.03 )


 2014年1010月3日、仁川アジア大会ではトラブルが絶えず聞こえている。 女子ボクシングライト級で韓国選手に判定負けしたインド選手は表彰式で銅メダルを拒否するなど、不満も出ている。

 長年にわたりトレーニングしてきた選手にとって、メダルは非常に重要だ。 ボクシングのようにポイントで勝敗が決まることもある競技では、審判の主観がメダルの色に直接関係する。

 韓国は1986年のソウルで行われたアジア大会でも不可解な判定が見られた。 当時韓国は急速に経済成長を遂げており、 「アジア一」 の称号にこだわっていた。 それもあり、バドミントンでは韓国選手が放ったシャトルが明らかにアウトしていたにもかかわらず、判定ではインとする場面もあった。 これに憤慨したインドネシア選手はラケットをたたきつけ退場している。 同様の状況は1988年のソウル五輪や2002年の日韓サッカーワールドカップでも見られ、韓国はいつしかスポーツ選手が恐れる 「開催地」 となった。

 アジア大会は近年開催国に名乗りを上げる国が減っており、大会自体の価値も下降している。 仁川アジア大会の成功・失敗はアジア大会の未来にも影響するだろう。



( 2014.10.14 )


 疑惑の判定が相次ぎ各国から怒りの声があがった韓国・仁川のアジア大会。 批判を浴びたのは競技の不公正ばかりではない。 大会組織委員会の運営スタッフやボランティア、観客までもが、モラルの低さを露呈した。

 なぜここまで韓国は自国の 「非常識」 を世界に晒しながら平気なのか。 慶應義塾大学大学院の海老塚修教授( スポーツマーケティング )の指摘は興味深い。
「国際大会では政治的、宗教的、民族差別的な問題を起こせば、スポンサー企業が離れていく。 そのため主催者はこうした問題に対しては、制裁など厳格な措置を取っています。
 しかし今回のアジア大会は、スポンサーがほぼ韓国国内の大企業ばかりでした。 そのためか、問題行動に対してはむしろ愛国心を駆りたてるような対応が目につき、制裁を加えることもなかった。 それがここまで不祥事を連発させた要因と考えています」
 救いは、韓国人も自国のそうした恥部を “理解だけはしている” と思われることだ。 近年、韓国ではスポーツの不正が社会問題化している。 きっかけは昨年、韓国内で開催されたテコンドー大会で不可解な判定に抗議した選手の父親が自殺したことだった。 朴槿恵政権はこれを重く見て、スポーツ団体の不正を摘発する特別監査を行なったばかりだ。

 そのニュースを報じた 『 朝鮮日報 』 ( 2014年1月26日付 )は 「不正まみれの韓国スポーツ界」 というコラムで、こう論じている。
〈 韓国のスポーツ界が根っこから腐り切っているという事実に、人々は憤りを感じている。 しかし、こうした問題はずいぶん前から指摘されてきたという点も、その深刻さを物語っている。 不適切な判定、八百長試合、団体を運営する上での不正など、数え切れないほど報告されているが、国際舞台で獲得する金メダルによって隠されてきた。〉
( 日本語版より )
 今回、再び 「金メダル」 に大騒ぎして反省を忘れてしまったようだ。 この国が自浄作用を発揮して真の先進国になる日は永遠にこないだろう。


( 2014.10.12 )
アジア大会
 疑惑判定に米で Don't Korea( 韓国するな )」

 韓国・仁川で開かれたアジア大会は参加国から判定などをめぐり疑義が噴出し、競技のたびに問題が起きた。 日本も様々な被害を受けた。 その象徴が、バドミントン男子団体準々決勝( 9月21日 )の 「空調」 疑惑である。 日本選手が試合中、おかしな向かい風を受けて韓国に逆転負け。 中国など他の強豪国も向かい風に煽られたことが発覚した。 結果的には韓国が優勝したが、何ともスッキリしない結末となった。

 理解し難い出来事や、疑惑の判定といった事例は枚挙にいとまがない。

 まずはレスリング。 1日の韓国とイランの試合では、中盤まで順調にポイントを取っていたイラン選手に審判団からなぜか物言いがつけられ、試合再開後は韓国選手に大幅加点された結果、韓国が逆転勝利。 不可解すぎるジャッジにイラン選手団は整列を拒否した。

 ボクシングにおいてはもはや疑惑の判定が “通常” といえるほど。 韓国はこの競技で “前科” がある。 1988年に行なわれたソウル五輪で審判を買収する不正事件を起こしたり、判定負けした韓国人選手のコーチが審判を殴ったりとやりたい放題だったのだが、アジア大会でもその “伝統” は忠実に受け継がれていた。

 男子バンタム級でのモンゴル選手と韓国選手の試合では、防戦一方で流血し、フラフラだった韓国選手がまさかの判定勝ち。 テレビ観戦していた元横綱・朝青龍がツイッターで、その流血した韓国選手の写真を掲載して、〈 キムチやろう! 〉 と怒りを爆発させた( 反則や暴言の常習犯だった朝青龍にはいわれたくないだろうが )。

 男子ライトフライ級準決勝では、顔に青あざができるほど殴られた韓国選手がフィリピン選手に判定勝ち。 フィリピンのボクシング協会長は試合後の取材で、 「この国では地元選手への有利な判定が一般的」 と痛烈に批判した。

 女子ライト級でも事件が起きた。 韓国選手相手に優勢に試合を進めたインド人選手が判定負け。 表彰式でのメダル受け取りを拒否した。 このインド人選手は後日謝罪したが、世界では彼女に対する同情の声がほとんどで、米国のネットユーザーの間では 「不正するな」 を意味する “Don’t Korea( 韓国するな )” という造語も生まれた。

 元時事通信ソウル特派員でジャーナリストの室谷克実氏はこう指摘する。

 「まさに勝つためなら手段を選ばず。 有史以来、 “勝ったことのない国” の劣等感が発露しているとしか思えません。 各国から上がった不正疑惑や判定への不服は、水泳や陸上といった結果や順位が一目瞭然のタイム競技ではなく採点競技、それもすべて対戦相手が韓国でした。 これまで日本人は、何だかおかしいと思いながらも、 “潔さ” を善しとするあまり黙っていたが、やはりおかしかったということが陽の下に晒された形です」