全斗煥追徴法




( 2013.07.19 )

  


 追徴金の支払いに応じなかったため、自宅の家財道具などを差し押さえられた全斗煥チョン・ドゥファン元大統領について、 「 結者解之 」 ( 原因を提供した者が問題を解決すべきの意 )の教えに基づいて自ら決断を下し、問題をこれ以上大きくしないよう本人に求める声が相次いでいる。 今なお未納となっている1672億ウォン( 現在のレートで約150億円 )の追徴金を全元大統領が家族と協力して自分から納付し、世界で10位圏内の経済規模を誇る大韓民国が、各国から白い目で見られることのないようにすべきということだ。

 イ・マンソプ元国会議長は 「全元大統領が自宅の所有物を差し押さえられたことが大きく報じられているが、これは単に一個人の問題にとどまらず、国にとっても大きな恥だ」 「今の状況が今後も続き、このまま各国に逐一報じられれば、韓国の指導者は世界でどのような認識を持たれるだろうか。 全元大統領はこの点を自らしっかりと考えてほしい」 などと述べた。 イ元議長はさらに 「 全元大統領と家族は今からでも自分から、また一日も早く追徴金を納付する姿を国民に示してほしい 」 とも訴えた。

 憲法裁判所裁判官を務めた東国大学の金熙玉キム・ヒオク教授は 「 全元大統領はかつてこの国の大統領を務めた人物として、裁判で判決が確定した追徴金は必ず全額支払うべきであり、そうしてこそ憲法の価値を自ら体現できる。 本人もこのことを理解しなければならない 」 とコメントした。

 1995年まで全元大統領の捜査を指揮したチェ・ファン弁護士( 元釜山高等検察庁検事 )は 「 全元大統領が自ら家族や親戚を全て集め、追徴金を納付するための話し合いの場を持てば、今回のように大規模な捜査は必要なかったはずだ 」 「 全元大統領が大統領に在任していた第5共和国時代、自ら打ち立てたスローガンが 『 正義社会の具現 』 だった。 その正義を今からでも自分から実践してほしい 」 と話した。

 検察は全元大統領が追徴金を全て納付した場合、捜査をこれ以上は拡大しない方針をすでに示唆している。 全元大統領の追徴金執行の捜査を指揮しているソウル中央地検のイ・ジンハン第2次長検事は17日のブリーフィングで 「 今なお未納となっている1672億ウォンの追徴金について、これを全元大統領が自ら納付すれば、捜査を終結させることもあり得る 」 と明言した。

 韓国刑事法学会の会長を務めたこともある元老法学者は 元大統領が法律を守らず、国民から非難を受けるというのは、国として非常に恥ずかしいことだ 「 全元大統領は今の状況に自ら決着をつけねばならない 」 と呼び掛けた。





( 2013.06.27 )


 全斗煥チョン・ドゥファン( 전두환 )というのは、1980年の5.18光州抗争を報道した日本のニュースで、保安司令部 「 ぜんとかん 」 という名前を何回か聞いていた。 その後は 「 ぜんとかん大統領 」 になっていった。 今では 「 チョン・ドゥファン 」 というらしい。

 全斗煥は1672億ウォン( 約160億円 )を国家に支払わないといけないそうだ。 だけど、彼は全財産が29万ウォンしかないということで、追徴金は払えないらしい。
 国は全斗煥名義の家や土地を押収したが、その家はオークションにかけられて、全斗煥の親戚が買い取り、全斗煥は以前と変わりなく、その豪華邸に住んでいるという。

 追徴金を払うのにも、時効があるらしい。 もうじき、その時効らしい。 それで、国会ではこういう法律を定めようとしている。

 「全斗煥追徴法 ( 전두환추징법 )」 …… 略して「全斗煥法 ( 전두환법 )」
 公務員が不法に財産を増やした際、
           追徴時効を3年から10年に延期
           追徴金をずっと未納してる場合、労役で払う
           追徴の対象を本人名義だけでなく、家族・親戚まで拡大

 でも、これは全斗煥だけに適用するのではなくて、すべての公務員に適用なので、与党・野党ともにうるさいらしいです。

 さあ、どうなるか …… 今日が国会を通過するその日なんですけど ……
 ( http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=100&oid=421&aid=0000324415
 この人、大統領時代に国の金を横領したのかなんなんか?
 なんでこんな大金持ってるワケ?
 5.18の国民虐殺は罪にはなってないの?
 なんで刑務所に入ってないの?
 などなど …… 詳しいことはよくわからない。





( 2013.06.05 )

 
   
    


 全斗煥チョン・ドゥファン元大統領と家族は、裁判所に納付を命じられた追徴金が1672億ウォン( 約148億6500万円 )に達するにもかかわらず、依然として財閥にも劣らないほどの資産を保有し、ぜいたくな生活を送っている。

 全元大統領は昨年8月から9月にかけ、首都圏に新たにオープンしたゴルフ場でプレーした後、同行者たちとパーティーを開き、最高級ワインを飲んでいたことが明らかになり、再びメディアの注目を集めることになった。 全元大統領がこのような生活を送れる理由については、さまざまな見方が出ている。

 政界では 「 全元大統領は在任中、気前よく振る舞っていたため、( 恩恵に浴した )側近たちが活動費を提供した 」 という話も出ている。 また法曹界では 「 ( 全元大統領が )無記名債権の形で資産を保有しているため、追跡が不可能だ 」 といううわさもある。

 全元大統領は自らの資産が29万ウォン( 約2万6000円 )しかないと主張しているが、子どもたち( 3男1女 )が保有する資産は確認されているだけで1000億ウォン( 約89億円 )を超える。

 タレントのパク・サンアさんと結婚したことで有名になった次男ジェヨン氏は、自分の家族名義で100%の株式を保有する不動産開発会社 「 ビーエルアセット 」 を通じ、相当な数の不動産を保有している。 計90億ウォン( 約8億円 )程度とみられる、ソウル市竜山区の商業施設と一体型のマンション3棟や、200億ウォン( 約18億円 )程度と推定される京畿道烏山市陽山洞一帯の土地( 42万平方メートル )などが、全て 「 ビーエルアセット 」 の所有となっている。 また、ジェヨン氏は2006年、全元大統領の妻の兄弟に当たるイ・チャンソク氏から、烏山市の山林95万平方メートルを28億ウォン( 約2億4900万円 )で買い取った後、400億ウォン( 約35億6000万円 )で売却し、莫大ばくだいな差益を得ている。 国税庁は当時、ジェヨン氏に対し贈与税を課し、不動産業界では 「 全元大統領が自分の土地を、妻の兄弟を通じて息子に譲った 」 という疑惑が浮上した。

 3男のジェマン氏は、ソウル市竜山区漢南洞に120億ウォン( 約10億6600万円 )のビルを所有している。 2009年には、米国に 「 ダナ・エステート 」 という名前のワイナリー( ワイン工場 )を所有しているという疑惑も浮上した。 ワイナリーの賃貸借契約書にジェマン氏が署名したというのがその根拠だった。 だが、ワイナリーの正式な所有者となっているトンアウォン・グループは当時 「 ワイナリーとチョン・ジェマン氏は無関係だ 」 と説明した。

 一方、長女のヒョソン氏も、ソウル市西大門区延禧洞のビラ( 低層マンション )や、京畿道安養市東安区冠陽洞の土地などを所有し、資産家として知られている。

 弁護士法人 「 ユルチョン 」 のキム・ナムホ弁護士は 「 刑事罰の一種である追徴金は、刑罰を受けた個人だけに適用される。 家族名義で資産を保有しているという根拠を突き止められなければ、全元大統領の家族が多くの資産を保有しているからといって、これを没収する方法はない 」 と説明した。


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 “全斗煥元大統領 …… 依然として財閥にも劣らないほどの資産を保有し、ぜいたくな生活を送っている” …… これは別にどうということも。 朝鮮日報も、軍事政権下の不遇時代にすら大勢の家臣を養い、長期間に渡り日米などにも滞在出来た金大中や金泳三の経済力の源泉についても触れてやらないと。

 とにかく原資は政治資金ですが、これは日本の場合とは比較を絶した規模がありましたしね。

 一昨年の朝鮮日報は “1987年以降、韓国では5回の大統領選挙が行われたが、その際に投入された選挙資金の額は、韓国政治史上の 「 パンドラの箱 」 となっている” …… という記事を書いていましたが、盧泰愚と金泳三、金大中が争った87年の大統領選では “盧泰愚候補は1兆ウォン( 約710億円 )以上使ったはずだ” …… と言われてましたし、ライバルだった清潔な( 棒 )民主派候補、金泳三なども92年に当選した際は “当時、野党は 「 金泳三元大統領が使った選挙資金は1兆ウォン以上になる 」 と主張していた” …… とか。

 そういえば朴正熙元大統領の金庫番をやっていた金鍾泌などは巨額な蓄財について咎められた際に 「 コメを扱っていれば手に粉がつくのは当然だ! 」 と開き直りましたが、粉でも数百億円ですからね。

 “子どもたち( 3男1女 )が保有する資産は確認されているだけで1000億ウォン( 約89億円 )を超える” …… 粉の一部と自前での稼ぎなんでしょうな。

 大統領の親族は権力の一部を使うことで幾らでも儲けられますからね。 朝鮮日報も “韓国の歴代政権では、大統領の親族による不正が繰り返されてきた” …… と書いてましたし。

 とにかく、これには軍事政権であろうが、民主派であろうが清潔な( 棒 )左派であろうが保守派であろうが、一切の例外が存在しないという ……

 “全元大統領は在任中、気前よく振る舞っていたため” …… 08年の中央日報によれば、現大統領の朴容疑者などもパパが暗殺された後の不遇時代に “全斗煥氏から生計費として6億ウォン( 約7200万円 )の支援を受けた” …… と語っていましたな。

 何でも “全氏のお使いだとする方から連絡があり、大統領府秘書室を訪ねたら( その方が ) 『 朴元大統領が使った後残したお金だ。 法的に問題がない。 生計費として使うように 』 と語ったので、ありがたくいただく、とした” …… ということですが、韓国的には別に問題はないんでしょう。

 “全元大統領は自らの資産が29万ウォン( 約2万6000円 )しかないと主張” …… 退任後の88年11月には 「 在任中のあらゆる不正を国民にお詫びして、すべての財産を国家に献納する …… 」 と宣言して山寺に隠遁しましたが、結局は許して貰えず、後輩の盧泰愚と共に逮捕され、自分は死刑判決を受ける羽目に ……

 恩赦のおかげで今でも “首都圏に新たにオープンしたゴルフ場でプレーした後、同行者たちとパーティーを開き、最高級ワインを飲んでいた” …… というような贅沢が出来るようですが。

 “刑事罰の一種である追徴金は、刑罰を受けた個人だけに適用される。家族名義で資産を保有しているという根拠を突き止められなければ、全元大統領の家族が多くの資産を保有しているからといって、これを没収する方法はない” …… 何を寝言を。 親日派には連座制を適用してるだろうが。 どうせ法治国家じゃないんだから没収しちゃいなさい。

 盧泰愚だって “在任中に作った秘密の政治資金の一部、420億ウォンあまりを、長男の妻の父親の申明秀シン・ミョンス新東方グループ前会長に預け” …… たりして隠匿していましたが、勝手に使われたようで昨年は “この資金を申前会長が自身の借金返済にあてたことは背任罪に当たると主張” …… し、検察に捜査依頼してましたな。

 そういう複雑に絡み合った事情があるし、自分もスネに傷持つ身だから朴容疑者はアキヒロ君を逮捕しないのかな?






( 2012.07.01 )


 先月、全斗換チョン・ドゥファン元大統領夫妻が、特級ホテルで行われた孫娘の結婚式に出席し、多くの国民に歯がゆい思いをさせた。 大統領在任期間中に、数千億ウォン( 数百億円 )にも上る賄賂を受け取った同元大統領は、追徴金のうち1600億ウォン( 現在のレートで約108億円、以下同じ )をいまだに納めていないのだ。 検察が強制的に取り立てようとしたところ 「 全財産は29万ウォン( 約2万円 )にすぎない 」 と証言。 この言葉はその後、長らくお笑いのネタとして使われる羽目になった。 そんな元大統領の孫娘の結婚費用が数億ウォン( 数千万円 )に上るというのだから、国民が違和感を覚えるのも無理はない。

 祖父が無一文であるからといって、孫娘が盛大な結婚式を挙げてはならないという法はない。 全元大統領の長男、ジェグク氏は、出版事業で巨額の富を築いた資産家であるため、娘の結婚式に数億ウォン( 数千万円 )くらい投入するのはわけもないだろう。 全元大統領は無一文だが、3人の息子と娘婿の所有する資産は、ざっと数千億ウォンとされている。 だからといって、法的に父の借金を息子たちに押し付けられるわけではない。 全元大統領夫人が力説したように、大韓民国は連座制ではないからだ。

 問題は、全元大統領と3人の息子は経済的に分離できない関係にあるという点だ。 正式な収入がないにもかかわらず、同元大統領夫妻が豊かな老後生活を送れているのは、ひとえに子どもたちの資産のおかげだ。 子どもたちから常に仕送りを受け取っているため、昔の部下たちとのゴルフや食事会、海外旅行にといそしめるのだ。 これこそが、国に対し1600億ウォンもの借金を抱えた 「 不良債務者 」 が、何の不都合もなく生きていける 「 からくり 」 だ。

 全元大統領の息子たちの資産形成には、父の影響が見え隠れする。 同元大統領の財産の一部が子たちの事業資金として流れたということも確認されている。 長男のジェグク氏が経営する会社の、ソウル市瑞草区にある本社ビルの敷地は、何を隠そう父から譲り受けたものだ。 ジェグク氏は、この敷地の贈与を受けた1991年に会社を設立し、出版分野の準財閥にまで上り詰めている。

 また、次男のジェヨン氏も、父から167億ウォン( 約11億円 )の贈与を受けたとされている。 これに対し、ジェヨン氏側は 「 結婚当時( 1987年 )に祝儀として受け取った18億ウォン( 約1億2000万円 )を財テクで増やしたもの 」 と証言、話題を呼んだ。 当時の18億ウォンは、現在の価値に換算すれば50億ウォン( 約3億4500万円 )は下らないだろう。 18億ウォンを167億ウォンにまで増やした財テクの才能には目を見張るものがあるが、国家権力を握った家庭の祝儀というものが、それほどの額にまで上ってしまうことに対し、国民は開いた口がふさがらなかった。

 全元大統領の3人の息子の資産形成は、そもそも父の支援を抜きにしては考えにくい。 子どもたちに借金を肩代わりさせることができなかったとしても、一抹の道徳的責任くらいは取るべきだというのが、国民が抱く常識というものだろう。 しかし、1600億ウォンの借金から自由になり得ない同元大統領の長男が、特級ホテルで娘の結婚式を挙げたことは、再び国民感情を逆なでする結果となった。 「 恨めるものなら恨んでみよ 」 と意地を張っているかのようにも見える行動だ。

 4月に全元大統領の孫娘と同じ場所で結婚式を挙げた俳優のチョン・ジヒョンさんは、スポンサーからの支援を断ったほか、集まった祝儀を全額寄付するなどして、拍手喝采を浴びた。 チョン・ジヒョンさんは国に対して借金を抱えているわけではない。 このように、良心的に生きる若い女優でさえ、周囲の視線を重く捉え、慎重に行動しているのだ。

 全元大統領一家は、国民との和解をすでに諦めてしまったかのようにも見える。 追徴金の時効が近づくと、強制徴収されるのを恐れ、300万ウォン( 約20万円 )を自ら納めるという汚いやり方に出た。 ゴルフのホールインワン賞の記念植樹が問題になったほか、先日は息子と娘婿が所有している数百億ウォン( 数十億円 )相当のゴルフ場会員券が大量に売りに出され、国民をあっと驚かせた。

 今年4月11日に行われた総選挙の際、投票所に姿を見せた全元大統領夫人は、記者らの質問に対し 「 閣下の追徴金に関しては、誠意を込めて全て納めた 」 と答えた。 さらに 「 政治資金を収賄罪にされたわけだから、支払うことはできない 」 とも語った。 このように、あらゆる面で国家と対立する全氏一家の姿を見ていると、 「 グレてやる 」 と叫ぶ醜いアヒルの家族を思い出す。

 たとえ全氏一家といえども、このまま世の中とのわだかまりを放置しておきたくはないはずだ。 全元大統領は健康に見えるが、すでに81歳だ。 国民と和解し、尊敬される引退生活を送るためには、時間を惜しんで努力するべきだ。





( 2014.04.26 )

  

 米国司法省が24日、韓国の全斗煥チョン・ドゥファン元大統領に対する民事処罰訴訟を起こすとともに、汚職金70万米ドル( 約7000万円 )の返納を要求したことを明らかにした。

 同省によると、この70万ドルは全元大統領の息子が今年カリフォルニア州の住宅を売却した際に取得したもの。 この住宅は2005年に全元大統領の汚職金を用いて息子が購入したとされる。

 この返納金は、米国裁判所の許可が下り次第、韓国政府に返還されるという。

 同省は声明のなかで 「 わが国は、自国の金融体系が外国の腐敗官僚やその親族による汚職金の隠れ蓑となることを容認しない 」 とした。

 全大統領は1980年から88年まで大統領を務めたが、97年4月に政変や汚職などの罪により無期懲役と巨額の罰金の判決を受けた。 同12月に大赦で釈放されたが、罰金の支払い義務は残っている。