時代は変わるものだ。 日本での 「 婚活 」 も、結婚相手を世話してくれる近所のおばちゃんから 「 お見合いパーティー 」 が当たり前になった。 最近では街を挙げての 「 街コン 」 や、音楽イベントにからめた 「 楽コン 」 なるものまで登場している。 ただ日本人がまじめに結婚相手になるような異性との出会いを求めているのは変わらない。

 それは何も日本に限ったことではない。 シンガポールでは政府公認の結婚相談所や、政府が主催するランチやディナーの合コンも行われている。 中国では婚活するのは本人ではなく親。 週末になれば、親同士が条件を提示しながらマッチングに励んでいるのはよく知られた話だ。

 米国ではホームパーティに知人を呼んで、そこに出会いが生まれるというパターンが相変わらず多いが、さすがIT先進国だけにFacebookなどのSNSで出会うケースも多いようだ。 ただIT系の出会いは、バンコクなど世界の、特に大都市ではもはや珍しくない。 とにかく世界中で日々、みんなまじめに結婚相手を探している。

 世界の事情はさまざまだが、現実には結婚相手を見つけるのは古今東西、そう簡単ではない。 こうした 「 婚活 」 とは別に、何もかもすっ飛ばして、とにかく結婚を目指す人たちもいる。 そんなこと出来たら苦労しないと思う人も多いだろうが、それを実現してしまう手っ取り早い方法がある。 貧しい国から花嫁を 「 買って 」 くることだ。




 そんな 「 婚活 」 が普通に行われ、これまでいろいろと問題になってきた国がある。 韓国だ。 韓国では出会いのない人たちは結婚相手を海外に求めるケースが多い。 特に女性が都市部に流れてしまった農村や漁村などではそれが顕著だ。

 2012年8月、韓国政府は国際結婚に関わる韓国人に対する規制を厳しくする修正法を施行した。 修正前の法律では、性的暴行や人身売買の犯罪歴を報告する義務があったが、2011年末に議会を通過した今回の修正法では、犯罪歴もこれまで以上に厳しく報告する義務などが設けられた。 さらに国際結婚には必需の健康診断では、精神疾患の有無を証明する検査も必要になった。

 政府がこうした規定を盛り込まなければいけないのには、もちろん訳がある。 国際的に結婚相手を探す韓国人の評判が、特に東南アジアなどで非常に悪いのだ。
 韓国では結婚できない韓国人を対象に、ベトナムやカンボジアといった貧しい国から花嫁を紹介するビジネスが盛んに行われている。 2007年、米国務省の人身売買報告書は韓国の国際結婚に関する広告を紹介した。 韓国の結婚斡旋業者による 「 ベトナム人 ― 彼女たちは絶対に逃げない 」 と書かれた広告だ。
 さらに 「 処女 」 や 「 ( 彼女たちは )離婚者や精神病者とも結婚する意思がある 」 と書かれた広告もある。 人を人とも思わないような広告だが、現実に 「 処女 」 の女性を嫁にするには普通より値が張るという。 まるで極貧国で耳にする悪質な風俗サービスのようだ。




 そんな感覚からきているのかは定かでないが、国際結婚が悲劇を生んでいることは間違いないようだ。 2010年2月、貧しい家庭に育ったベトナム人の20歳女性が、韓国人の斡旋業者を介して、47歳の韓国人男性と結婚。 だがこの男性は統合失調症を患っており、2005年以降、57回も入院していた。 だが斡旋業者も本人も、その事実は妻には知らせなかった。

 そして紹介の翌日にベトナムで結婚( 妻の家族に、夫は175ドルを支払ったという )。 その5ヵ月後、韓国で一緒に暮らし始めてからたったの1週間後に、この新妻は夫に殴打された上に、刺殺された。 懲役12年の刑を受けた夫は、 「 新婦を殺せという声が聞こえた 」 と話した。

 このニュースが報じられると、韓国に対して国際的にも非難が起きた。 李明博大統領も無視できず、 「 彼女が実家に最後に電話したとき、父親にこう言ったそうだ。 『 私は幸せに暮らしたい 』 と。 私は本当に悲しく、残念に思う 」 と演説した。

 だが李大統領の演説もむなしく、2011年5月にまた事件が起きた。 37歳の韓国人男性が、前年に結婚した23歳のベトナム人女性を殺害したのだ。 妻が離婚を求めたことで夫が逆上、司法解剖の結果によれば、妻はナイフで53ヵ所も刺されていた。 しかもその死体のかたわらには、生まれて19日目の男の子がいたという。




 こうした事件によって政府も動いた。 ベトナム政府は、50歳以上の韓国人男性との結婚や、年齢差が16歳以上になる韓国人男性とベトナム人女性の結婚を禁止する制限を設けた。

 韓国人夫が外国人妻を暴行したり、ひどい扱いをしているというニュースは枚挙に暇がないようだ。 韓国での生活に耐えかねた妻が逃亡するというケースも少なくなく、2008年には韓国人姑にいじめられたベトナム人がビルから飛び降り自殺をして話題になった。

 ベトナム以外でも、韓国人の評判がすこぶる悪い国がある。 カンボジア政府は2008年に約8ヵ月間、国際結婚にビザを発行するのを禁止する措置をとった。 その裏には、特に花嫁候補を不当に扱う韓国人の悪態があった。 カンボジアでは、花嫁を探す韓国人が、嘘の収入や財産を伝えたり、精神病を含む病歴を隠したりするケースが続発。 結婚して韓国に行ってから嘘が判明するだけに、たちが悪い。

 もちろんカンボジアで国際結婚をするのは韓国人だけではないために、カンボジア政府は結局、国際結婚に関する規制を強めることで、禁止措置を解除した。 だが2009年になってまた韓国人がトラブルを起こす。

 韓国人斡旋業者が25人の若い地方出身のカンボジア人を韓国に送り込み、43歳の韓国人男性がその女性たちと面談。 結婚相手にしたい女性を見定めようとした。 これはカネにものをいわせて棚に並んだ商品を選ぶようなもので、まさに人身売買だと指摘された。

 この事件を知ったカンボジア政府は激怒。 今度は韓国人だけを対象に、国際結婚の禁止措置を決めた。 カンボジア当局が新たな制限を設けたために、禁止措置は1ヵ月後に解除されたが、韓国人がやりたい放題していたことは広く知られるようになった。 さらに韓国の斡旋業者が、嘘の宣伝文句で花嫁候補を募集していたことも問題になった。

 カンボジア政府は、 「 国際結婚は自由なデートから生まれるべきで、カップルは2人で結婚後にどこで生活するか決めるべきだ。 にもかかわらず、カンボジアでの国際結婚の60%を占める韓国人は、ほとんどが斡旋業者によって出会う 」 と韓国人に対する苛立ちを表明した。




 もちろん日本でも諸外国でも、こうした国際結婚を斡旋するビジネスは広く存在する。 アジアで貧しい国から嫁をとる国は、日本や台湾、シンガポールや香港などがあるが、こうした国でももちろんトラブルはあり、問題になることもある。 それでも韓国のように名指しでここまで非難される国はない。

 韓国では、1990年にわずか4700件ほどだった国際結婚は、2011年に3万件ほどに急増している。 その背景には、結婚相手が見つからない韓国人が、貧しい国の愛もない女性に 「 金銭的に今より裕福になれるよ 」 と、時に嘘の情報を与えて韓国に連れてきている構図があるのだ。

 もちろん、カネ目的で結婚して、行ったこともないような何も知らない国で暮らすという選択をすることも、それを斡旋して金儲けをすることも問題だろう。 若い女性がそういう選択をさせざるを得ない国にも問題はある。

 それでも、受け皿がなければ成り立たないビジネスであることを考えれば、韓国政府の動きは一定の評価をすべきだろう。 8月に国際結婚を制限する法律がやっと施行されたことで、韓国人男性による国際結婚トラブルが減少することを願わずにはいられない。





( 2014.02.09 )

   


 最近、アジア諸国で嫌韓ムードが広がっている。 その中でもベトナム人からは恨みの声が聞こえてくる。

 かつてベトナム戦争( 1960~1975年 )に参戦した韓国軍は、現地で陵辱、虐殺行為を行い、 「 ライダイハン 」 と呼ばれる戦争犯罪の落し子を身籠るベトナム人女性問題は現在に至るまで大きな禍根を残しているが、韓国人は今でも違う形でベトナム人女性を蹂躙し続けている。 「 ベトナム人花嫁問題 」 だ。

 嫁不足に悩む韓国の農村部では、2000年代からベトナム人やカンボジア人の花嫁を積極的に受け入れてきた。 しかし、国際結婚斡旋業者の甘言に騙され嫁いだベトナム人妻を、韓国人夫が虐待するケースが頻発。 妻が自殺に追い込まれたり、夫から激しい暴行を受けた末、惨殺される事件も起きている。 2007年に夫に惨殺されたベトナム人妻( 19 )は、肋骨が18本も折れた状態で、死亡から8日後に自宅で発見された。

 「ベトナムの人々も当然、こうした事件の数々を知っていますから、韓国人を快く思うはずがない。 しかし当の韓国人はベトナム人の感情などまったく意に介さない。 ベトナムの韓国系企業では、韓国人社員が女性従業員を殴ったり、人前で怒鳴りつけるなどしてストライキが起きることが度々ありました。 ベトナム人は恨みつらみを口にしませんが、過去の傷を忘れることはないでしょう」


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韓国人の夫に殺害された外国人妻の遺影を掲げる女性たち
 韓国東北部の江原道カンウォンドで、紅河デルタ地方ハイフォン市出身のベトナム人ゴー・ティ・ガーさん( 21歳 )が韓国人の夫( 36歳 )に首を締められ殺害される事件が発生した。 夫は妻を殺害後に農薬を飲んで自殺した。

 ガーさんは2012年に、工場で作業員をしていた韓国人男性と結婚し韓国へ渡った。 新婚生活1年目は夫婦仲良く穏やかに過ごしていたが、妊娠して子供が生まれてからは夫婦や嫁姑の間でよくトラブルが発生していた。 ガーさんの姉も韓国人男性と結婚しており、現在もソウルに住んでいるが、韓国へ渡ってからは殆ど妹と連絡が取れなかったという。

 遺族の希望により、ガーさんの遺体は韓国で火葬した後、ベトナムに戻される予定。 また生後5ヵ月の長男は現在、夫側の家族が世話をしているが、ガーさんの家族はベトナムに連れて帰ることを望んでいるという。

 なお、韓国では韓国人の夫によるベトナム人妻の殺害事件が毎年のように発生している。 ベトナム国内でも人身売買まがいの違法な結婚斡旋業者が暗躍しており、大きな社会問題となっている。


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( 2014.06.01 )

 



 

 韓国では近年、都市部に人口が集中して農村部で深刻な 「 嫁不足 」 が起きていた。 そこで政府は国際結婚を奨励。 農村部では自治体から 「 国際結婚支援金 」 が支給される。

 金額は自治体によって異なるが、国際結婚する男性は300万~600万ウォン( 約30万~60万円 )を受け取ることができる。 国策支援の結果、2000年代に入って韓国人男性と外国人女性の国際結婚件数は年間2万~3万件となり、全結婚数の1割程度まで急増。

 国際結婚の仲介業が活況を呈したが、暴挙を繰り返し、韓国に連れてきてからも夫が暴力を振るうなどの事件が続出した。

 多文化家族支援センターによると2012年までの10年間で韓国人男性と外国人女性の離婚件数は年間547件から7878件へと約14倍に増えた。 挙げ句は国際結婚の仲介だと騙して売春を強制するケースまで指摘されている。

 国際社会も韓国人の蛮行を問題視している。

 2007年には米国務省がまとめた 「人身売買報告書」 に韓国の国際結婚仲介業者の宣伝看板の写真が掲載された。

 道端に掲げられた看板には 「ベトナム絶対に逃げることはありません」 と書かれ、韓国人がツアーを組んでベトナムやカンボジア、モンゴルなどに 「花嫁を買いに行っている」 という実態が報告書に記載された。

 女性をモノとして扱っていることが透けて見える文句だが、実際に花嫁として韓国に連れてこられた女性たちが被害者となる暴力・殺人事件は枚挙に暇がない。

 中でも痛ましいのは2010年に20歳のベトナム人女性が業者の紹介で結婚した47歳の韓国人男性に殺害された事件だった。 韓国在住ジャーナリストが語る。
「女性が韓国にやってきたわずか1週間後に事件は起きました。 男は取り調べに対して 『彼女を殺せという幻聴が聞こえた』 と供述し、精神科への通院・入院を繰り返していたことが明らかになっています。

 問題は仲介業者がその事実を知っていたにもかかわらず、女性側には隠していたことです。 ベトナムに住む女性の家族には、結婚にあたってわずか175米ドルが男から支払われていた。 『韓国でいい暮らしができる』 という嘘の情報で騙される途上国の女性たちの存在が広く明らかになった事件でした」
 その後もベトナム人妻への暴行・殺人事件は後を絶たず、ベトナムでは国際結婚仲介業が違法となった。 一方、カンボジアでは2010年に一時期、 「 韓国人との結婚を禁止 」 する事態となった。

「 カンボジアでも、仲介業者が結婚相手となる韓国人男性について嘘の収入を伝えるなどのケースが発覚しました。 中には女性を全裸にして検査を行なっていたり、実際に韓国に行ってみたら妻のいる男性の愛人にさせられたりする事例が報道され、カンボジア政府も規制せざるを得なくなった 」 ( 同前 )

 韓国の仲介業者は途上国で 「甘言や強圧を用いて」 「本人たちの意思に反して」 女性を募集していたのだから、